ゲシュタルト療法

ゲシュタルト療法

ゲシュタルト療法について

ゲシュタルト療法とは、ドイツ出身で後にアメリカで活躍した精神分析医フリッツ・パールズとゲシュタルト心理学者ローラ・パールズによって創られました。
未完結な問題や悩みに対して、再体験を通しての「今ここ」での「気づき」を得る心理療法です。
ゲシュタルトとは、ドイツ語で「かたち」「全体性」という意味です。
ゲシュタルト心理学では、人間は外部の世界をバラバラな寄せ集めではなく、意味のある一つの「まとまった全体像」として認識すると考えます。心と身体は一体であるという視点から、言葉だけではなく、非言語的な表現も重視して、その人を深く全体的に理解しようとするのが特徴です。

なぜ「今ここ」なのか?

現在、「今ここ」で自分が何をしているのかに注意を向けてもらう。

「気づき」とは・・・

人間がたえず心理的成長をするためには「気づき(自覚する)=アウエアネス」ということが大切な基本的アプローチとなります。
「空が曇っている」ことに気づいていること。
「自分が寂しい」ことに気づいていること。
「自分が悩みを抱えた人間」ことに気づいていること。
などなど・・・
しかし、人は全てのことに気づいているわけでなく、むしろほとんどのことに気づかずにいます。つまり、多くのことを意識的にでなく、無意識に処理を行っているのです。
気づかない場合には選択のしようがなく、いつもと同じ自動的な反応が起きることになります。 選択というものを実現するためには「気づき」が必要となるのです。

「気づき」を得る

人は1つの部分(図)に注目するとき、他の部分は背景(地)となって見えなくなってしまいます。

ゲシュタルト療法

ルビンの盃

白い部分に注目すると「盃」が見え、 黒い部分に注目すると「向き合った顔」が見えます。
形に見える領域を「図」、その背景となって見えるのを「地」といい、「盃」を「図」とする時、「向き合った顔」である「地」の部分は見えません

ゲシュタルト代表的な技法

1:チエアーテクニック「椅子技法」「エンプティ・チェア」とも呼ばれます。
これは、誰も座っていない空の椅子に、クライエントが何かを伝えたいと思っている人物が座っていると仮定し、これまでに伝えられていない意見や感情を伝えてもらう技法です。 また、2つの椅子を行き来してもらい、相手との対話を両者の立場から行わせるといったこともします。

2:ドリームワークは、夢を、その人の生活や人生において必要不可欠な欲求や目的を伝えるメッセージであると捉え、夢で表現された内容を言語的・行動的に表現していくことで、夢のメッセージへの気づきを促していく方法です。

3:ロールプレイは、現実ではできないことをできている自分を演じてもらったり、クライエントにとって重要な他者になりきってもらうことで、問題の解決を図る技法です。

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